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住信SBIネット銀行の法人口座についての詳細!評価と料金を分析します!
住信SBIネット銀行の法人口座の概要
振込手数料(自行宛) | 無料 |
振込手数料(他行宛) | 一律145円 |
外貨預金 | 〇 |
デビットカード | 還元率:0.6~0.8% |
個人事業主(屋号あり) | × |
住信SBIネット銀行は、ネット銀行の中でも特に規模が大きい企業です。SBIグループは東証一部上場企業として知られており、そのネット銀行部門に該当します。
このような大手企業であるため、法人口座の開設を検討する経営者が多く存在します。実際、住信SBIネット銀行は振込手数料が非常に低廉であり、知名度も高いため、多くの経営者が会社の銀行口座を開設しています。
では、住信SBIネット銀行を利用する際に注意すべき点はあるのでしょうか。法人口座を開設する際には、対象となる銀行の特性を理解することが重要です。
ここでは、私自身が住信SBIネット銀行に申し込み、利用した体験を基に、実際の口コミや評判について詳しく解説いたします。
住信SBIネット銀行法人口座のメリット・デメリット

メリット:他行行き振り込み手数料が安い
会社の銀行口座を開設する際に、多くの人が大手のネット銀行を選択肢として考えます。その中でも、住信SBIネット銀行は大手に分類される銀行の一つです。
住信SBIネット銀行を利用する際の最大の利点は、振込手数料が非常に安い点です。具体的な金額については、以下の通りです。
自行宛 | 他行宛(3万円未満) | 他行宛(3万円以上) | |
GMOあおぞらネット銀行 | 無料 | 一律145円 | |
住信SBIネット銀行 | 無料 | 一律145円 | |
楽天銀行 | 52円 | 150円 | 229円 |
PayPay銀行 | 55円 | 一律160円 |
他行への振込手数料は、主要なネット銀行の中で最も安いことが確認できます。このため、他社への振込においては非常に有利な条件となります。また、自行宛ての振込は無料で行えます。
振込手数料が月10回無料になる優待プログラム
住信SBIネット銀行では、振込手数料が月10回まで無料となる優待プログラムが提供されています。このプログラムを利用するためには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
- 他の個人または法人からの振り込みが月に10件以上あること。
- 法人デビットカードの利用額が月に10万円以上であること。

条件を一つ満たすごとに「振込手数料が月10回無料」となり、両方の条件を満たすことで月20回の振込手数料が無料となります。
振り込みは個人からでも法人からでも受け付けており、住信SBIネット銀行以外の銀行からの振り込みも問題ありません。月に10件以上、法人口座に入金があれば適用されます。
取引先が少ない場合でも、月に10件程度の振り込みは期待できるでしょう。したがって、住信SBIネット銀行を利用することで、月に10回の振込手数料が無料になると考えられます。仮に3万円以上の振込が無料になる場合、毎月「145円 × 10回 = 1,450円」を節約できることになります。
デメリット:法人デビットカードはスペックが低い
住信SBIネット銀行の利点についてはここまで述べましたが、他のネット銀行と比較した際のデメリットについて考察する必要があります。その一つとして、法人デビットカードの性能が低い点が挙げられます。
ネット銀行で口座を開設する際には、必ずデビットカードが発行されます。これは、キャッシュカードとデビットカードが一体化していることを意味します。
法人デビットカードには還元率が設定されており、利用時にはキャッシュバックとしてお金が戻ってきます。具体的な還元率は以下の通りです。
Mastercard:還元率0.8%
VISA:還元率0.6%
このように、還元率は0.6%から0.8%の範囲にあります。しかし、法人デビットカードの還元率を考慮すると、他のネット銀行では還元率が1%に設定されていることが多く見受けられます。そのため、住信SBI銀行が発行する法人デビットカードは、他のネット銀行と比較するとスペックが劣ると言えるでしょう。
住信SBI銀行の法人口座をオススメしたい会社

なだ事業規模が小さく社員が少ない法人におすすめ
住信SBIネット銀行の利点と欠点について中立的に考察してきましたが、どのような企業に最も適しているのでしょうか。以下のような企業が該当します。
事業規模が小さく、単一の事業に特化している
従業員がほとんどいない
事業規模が小さい場合、サブ口座を持つ必要はなく、代表口座一つで十分です。
その一方で、住信SBIネット銀行は他行への振込手数料が非常に低廉です。また、前述の通り、他からの振り込みが月に10件以上あれば、振込手数料が月10件まで無料となります。このため、高度な機能は必要なく、小規模な企業を運営する際には非常に優れた選択肢と言えるでしょう。
申し込む際の注意点

ホームページを用意しておく
ネット銀行で口座を開設する際、住信SBIネット銀行は他のネット銀行と比較して必要書類が非常に少ないです。このため、書類を集めて提出する作業はかなり簡単です。
しかし、前述の通り、必要書類が少ないため「あなたのビジネス内容に対する判断材料」が不足しており、結果的に住信SBIネット銀行では審査が厳しくなっているのです。
後日、追加でホームページのURLの提出を求められることもあるようなので、初めから用意しておくことをオススメします。
公式サイトには事前に以下の情報を掲載しておきましょう。
- 会社概要:法人名、登記住所、連絡先、代表者名
- 事業内容:商品・サービスの内容、価格、購入方法
- 特定商取引法に基づく記載(通販業者の場合)
これらの情報をホームページにあらかじめ掲載することで、銀行側はビジネスの概要を理解できるようになり、住信SBIネット銀行での審査において見送りとなるリスクを軽減することが可能となります。
よくある質問

NPO法人ですが、法人口座を開設することができますか?
日本国内で登記がされ、口座開設に必要な書類をご用意いただき、当社が認めた場合は開設できます。
法人口座を開設を考えていますが、開設できない会社や団体はありますか?
以下の場合は法人口座を開設できません。
法人登記をしていない団体等の名義
屋号等を使用した名義 (例: ○○商店 ▲▲ ▲▲ など)
外国法人 (外国の法律で設立され本店を外国に置く法人)
有限責任事業組合、投資事業有限責任組合やマンション管理組合等の任意団体
(法人登記されている場合も含む)
審査の結果、ご希望に添えない場合がございます。あらかじめご了承ください。
法人口座開設の審査期間はどのくらいですか?
オンライン口座開設申込の場合
審査受付(代表者さまの本人確認書類などのアップロード完了)~審査完了まで最短翌営業日となります。
法人郵送口座開設申込の場合
審査受付(書類受領)~審査完了までは、2~3週間程度かかります。
※審査の結果、ご希望に添えない場合がございます。あらかじめご了承ください。
住信SBI銀行法人口座まとめ

住信SBIネット銀行の法人口座は、コストパフォーマンスと利便性を兼ね備え、ビジネス界の専門家にとって理想的なサポートを提供します。手続きの簡素化、高機能なアプリ、便利なデビットカードの付帯など、ビジネス運営の効率を向上させるための最適な選択肢です。住信SBIネット銀行の法人口座は、その柔軟性と経済性により、ビジネスの可能性を広げる新たなパートナーとして非常に魅力的です。ぜひ、貴社のビジネスに新しい風を吹き込むために、住信SBIネット銀行の法人口座の開設をご検討ください。
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